第122章

城内の広場では、城壁側に沿って長卓がずらりと横一列に並べられていた。今日の宴の客は、その半分が大型の魔獣――それを見越して、飾り立ては最小限。代わりに広場のあちこちへ卓と椅子を点々と置き、卓同士の間隔も広く取ってある。魔獣が歩き回ってもぶつからないためだ。給仕の使用人も、あえて選ばれた者ばかり――肝の据わった連中だけが立っていた。

火の明かりは魔獣をざわつかせる恐れがある。照明に使われているのは、淡く発光する魔法鉱石だった。今夜は月もやけに冴えていて、広場の明るさは十分に足りている。

厨房も当然、魔獣向けに大量の肉を用意していた。火を通す必要はない。洗って大ぶりに切り分け、魔獣商から買っ...

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